子宮内膜症の基礎知識

子宮内膜症で出る症状

 

 

子宮内膜症は人によってさまざまな症状が出ると思います。まれに症状が全く出ない人もいるのですが、たいていは出るのではないかと思います。子宮内膜症による症状の出方と言うのは、内膜ができてしまった場所やその大きさ、癒着の程度とかによって異なってきますので一概には言えませんが、たいていは月経のときの痛みが強く、ある年齢を境にして急に痛くなり始め、だんだん痛くなってきているという特徴があるようです。

 

また、子宮内膜症の症状には月経のときの痛み以外に、月経困難症や不正出血、経血量が多い、性交時の痛み、月経時以外の腹痛や腰痛など本当にさまざまあります。またこれが一番やっかいなのですが、まれに不妊症の原因にもなりかねないと言うこともあるようです。

 

子宮内膜ができてしまう部位によって、症状がどのように出るか違いがでるようですのでちょっとご紹介してみたいと思います。

 

【卵巣内に子宮内膜ができてしまった場合】
お腹が張ってしまったり、下腹部痛があったりします。また卵巣内にはチョコレート嚢胞ができてしまう場合があり、破けてしまうと激痛の腹痛が予想されます。

 

【卵巣の表面に子宮内膜ができてしまった場合】
激しい月経痛が起こります。

 

【卵管内に子宮内膜ができてしまった場合】
不妊症の原因になったり、月経時以外にも激しい痛みが現れるようになったりします。

 

【膀胱に子宮内膜ができてしまった場合】
血尿が出る事があります。

 

この他にも、腸や肺などにもできてしまうことがあるようです。